もっと、もっとだ・・・    1999.8.13 記

 もっと、もっとだ・・・と、人と話をしていても、飯を食べていても、例えば人の不幸を目の前にしていても、いつでも、もう一つの頭の中は非常な程に冷淡に、すなわち、人の事など別に関係ない、ただ自分が望む欲求を満たす事のみしか考えてはいない。
 その心は、肉体とも、何の相談もする事が無く、ひたすらに走り続けようとする。
 もうこれでいいという所が全然無いから全く困ったものである。


常に、自分のしている事が自分の目的になっていなければ気が済まなくなっている。
同時に、意味の無い事に時間を費やさなければならない自分に
             気が狂いそうになって爆発しそうになる。

・・・かといって、そんな自分にそそのかされて、ただ闇雲に走り出したら必ず何処かで取り返しの付かない孤独な深い落とし穴に落ち込んでしまうかも知れない・・・
俺は、私は、一人独立して旅立つ、そして新たな道に挑戦するだけの忍耐力と人々を納得させられるだけの想像力や、説得力を持ち続ける事が出来るだろうか?

『一人独立して旅立つ』とは・・・ゼロからのスタートを始めるという事だ。
当然、今の環境よりも必ず苦しくなる・・・そんな事は充分、分かっているし絶対に耐えてみせる・・・と思っているが、でも人一倍プライドが高くて
誰よりも心細さを知っている自分に、果たしてそれが出来るだろうか?

 それでも人生は一度しかない。やってみたい、何処まで出来るか挑戦してみたい。
チャンスはそんなに簡単には訪れてはくれない分、それが目の前に表れれば何もかもを捨て飛び付いてしまいそうになるのは誰もが同じに決まっている。

でもその時にもう一度考えてみたい、今の自分自身がそれに値するに近く本当の意味で熟しつつあるかどうか? 決してチャンスは今回一度だけでは無いと見て次に備えるのか
なぜなら、人生は一度しかないが 自己流の蓄積を積み重ねていれば、ある程度はその時期を手繰り寄せる事が出来るという考え方もあるような・・・

みんな自分がわからない。
・・・・・・・・・勇気がありそうで実は無い。
        ・・・・・・・・・・背伸びをすると無理がくる。
                   ・・・・・・答えは何処にも無い・・・・・
 ただ一つ言える事は、
心から裸になってしまう事が出来たら、本当の意味でこれまで自分が培ってきた誇りやプライドを捨てきってしまうことが出来たら、きっと何でも出来るに違いない。

 おそらくそれが出来ないからみんな迷い、もがき苦しんでいるのだ。
   『一人独立して旅立つ』とは、それを克服する事なのかも知れない。

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