2001年、職人社秀平組を結社して、
実に8年が過ぎようとしている。
当時の自分は 20年もの間、
毎日毎日セメントの世界に生きていて、この独立を機に、
新しい生き方をしたい!
もちろん
自分が左官であることを 変えることは出来ないにしても、
その目を《土》へ向けることで、
少しでも人間的で、より自然に近い生き方をしてみたい・・・。
この絶対的不変な土は、
おのずと、その土地の歴史や環境に自分をみちびいて、
それは単純でありながらも、奥深く、
多様な色調と表情に、心を洗われたり、癒されたり・・・・
自分は、
そんな土壁にゆっくりと、確実に引き込まれてきたように思う。