壁の言葉(土と水陽)                  2009.11.26 記

白土と竹のヒガキ

白い地層に建つ街には、
きっと白い土蔵がならび、白土のかべが自然に生まれる。

その街は、地表が盛り上がったかのように、
              大地と家とを、人間がつなげている。

そんな街も、
ひとつの終りを迎えて朽ちるとき、

一枚のかべが、雨にたたかれ削られると、
               小石やワラが現れる。

そのあと風が磨くと、素材そのものの色が浮き出して・・・・・・・。

ながい夕日が当たって染みこむと、
             竹が赤く焼ける。

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夜の気配                  2009.11.11 記

深夜の点滅信号。
赤と黄の十字の光が、小雨ににじみ、
           濡れた路上のアスファルトに、吸い込まれている。

ひっそりと、ひとけの消えた街並み・・・・

         郊外の暗闇の路上に立つ街灯・・・・

             黒くゆらめいて反射する川面のきらめき・・・・

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