たたずまいの中で

去年の年末に行った、東京勝どきでの個展【 土と水陽 】
そして年が明けてすぐ、東京銀座にある兜屋画廊で、
    【 泥の心象 】と題して2回目の個展を行った時のことである。

この2つの展覧会には、延べにして、
およそ1000人を超える人達が訪れてくれたのだが、その間、自分は、
                  ほとんどの時間を会場内で過ごし、

様々な人達が、≪ 自分の壁の表現≫や≪ 色合い ≫を、
いったいどんなふうに感じてゆくのかを、この目で確かめてみたい。

それは、訪れる人たちの表情をこの目でじかに観察することが、

≪ 自分の左官 ≫と≪ 時代の反応 ≫を計る
              よい機会だと考えてのことであった

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春のおとずれ

職人社秀平組を結社して10年目。

政治の混迷はもう慣れて、
        とりかえしのつかない時間が過ぎてしまった今となれば、

このままこの先、
    職人的なものづくりは、
      否応なしに日常から消えてゆく運命を、覚悟しているものの、

なにやら日本人が日本人ではなくなってしまったのか?
                         と思うほどに、

我々職人世界から見る
         時代変化の加速度は、あまりに激しい。

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