冬の音色

真冬の不思議な星の夜は
      空気が雪になるのでしょうか?

窓の灯りが寝しづまり、
      深いひさしも黒ぐろ沈むと

物音は、この足もとに吸いこまれ

吐きだす息も、
   うすく広がり消えてしまいます。

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放射冷却の朝

シンシンの、
    氷の空は澄みきって

とがった杉の群列は、
     凍った霜にふちどられ、寡黙

青くばらけた星々は、
    十字の針を突きだして
        折れて、こぼれて、またまたたく

シンシン、シンシン、空シンシン

またたく光が、岩を打ち
     白く覆って裂け目をつくる

            放射冷却、夜明け前

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